アルピーヌA110のレストア
9年の眠りから復活させるためにお預かりしたA110
当初は車検を通せるレベルの整備という事でしたが、予想以上に具合が悪い事が発覚!
フューエル系やブレーキ系統のフルリペアは予想通り
水回りの整備、キャブレターOH、点火系のリペアもまぁ予想通り
ところが車を持ち上げて馬をかけジャッキを降ろすと「ミシミシ!」と言って車が傾きました!!!
金属のフレーム部分に馬を充てたのになぜ???
確認するとフロントのフレームがボディとの接合の為FRPで覆われているのですが、内部の金属パイプが完全に腐食して崩壊していました!!
足回りの部品にかなり錆が出ていたので嫌な予感がしていたのですが、まさかここまでとは!
更にフロントサスメンバーから前に伸びるボディと接合する為のフレームも完全に腐食して崩壊していました
なのでこのA110はフロントのフレームとボディがほぼくっついていないというかなり恐ろしい状態だったのです
9年間の眠りは車庫保管だったので、多分オーナー様が購入した時点でこういう状態であったことが予想されます
つづく