アルピーヌA110レストアその2
前回の続きです
本来であればこの腐食を修理するにはフレームとボディを分離しないと出来ません
ただ、それは所謂フルレストアという事になります
時間もコストも大変な事になってきます
勿論オーナー様そこまで予想していなかったのでそこまでコストもかけられません
幸いリアのフレームとセンターパイプは表面の錆だけで内部は腐食していませんでした
なので何とか分離せずに最低限のコストで修理する事にしました
フロントの左右に伸びているパイプは腐食部分を一部を残して取り除き新しいパイプを溶接で取付
但しボディがFRPなのでMIG溶接だと飛び散った火花で燃えてしまう可能性があるので、火花が殆ど出ないTIG溶接機をこのために導入しました!
それでも燃やさない様に細心の注意を払いながらの作業です
フロントに伸びていたフレームは新しくつくりなおしました
フレームを接合したらいよいよボディとのFRPによる接合です
この作業は特殊な技術がいるのでいつもお世話になっているエイシルアートの大ちゃんにお願いしました
さすがの技でオリジナル以上の強度を確保してくれました!
つづく