シトロエンC5ツアラーセダクション納車整備

シトロエンC5ツアラーセダクション納車整備

全ての油脂類を交換中、特にATFの交換は気を使います
エスパートではATF自動交換機は使いません

非常に面倒ですが、ドレーンから2リッターちょっとづつATオイルを抜いて、同量のオイルを補充しアイドリングで10分から15分循環させてその間各ギアポジションを動かして、また抜いて入れるという作業をドレーンから出てくるオイルが綺麗になるまで繰り返しますので状態にもよりますが大体8リッターから12リッター程のTAオイルを使います

時間もかかるし、ATオイルも大量に使うのですが、ATミッションの中に溜まっているダスト類がバルブボディなどに詰まって後々作動不良を起こさない様にする為に、最善の方法なんです

オイルを圧送循環させるタイプの交換機を使うと、ATミッションの中で沈殿していたダストを巻き上げてしまいそれがどこかに詰まってしまう事で作動不良を起こしてしまうケースがあるので、ドレーンから落とす事で沈殿していたダストをしっかり出してあげるんです

そして綺麗になったらこのアイシン製6速ATはシステムテスターでATオイルの温度が65℃の時にアイドリングさせながら油面調整ドレーンでオイルレベルを調整したら終了です!

一概にオイル交換と言っても只交換する訳ではないんですね

他にも、ラジエタークーラントを交換するときのエア抜き方法や加圧テスト、ブレーキオイル交換時にキャリパーhシリンダーのブーツを捲って給油しドレーンバルブに腐食防止の為オイルを塗ったり劣化したキャップを交換したりとこまごまとしたノウハウがあるんです

高年式車でもしっかり手を抜かずに納車整備させていただきます😊

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